多様化する女性の社会進出

政治、会社など、様々な場面で女性の社会進出は目覚しく、夫婦ともに正社員で働いている家庭も増えています。しかし、転勤の頻度が高い、いわゆる「転勤族」の夫をもつ妻は、夫の転勤にあわせて仕事を諦めるケースが多くみられます。再び働きたいと、転勤先で仕事を探しても、なかなかみつからないのが現状。その理由としては、親、友人など家事や育児を手伝ってくれる人が身近にいないこと、いつまで勤められるのかわからないこと、転勤のたびに、一から仕事を覚えなおさなければならないことがあげられます。確かに、転勤は仕事をするうえでネックになりやすいものですが、だからといって簡単には諦めたくないですよね。

まずは、夫婦が同じ会社に勤めているなら、会社に配偶者の転勤先の近くに異動ができる制度がないか確認してみましょう。このような制度は、銀行や保険会社など、全国に支店、支社がある企業を中心に導入が進んでいて、妻は夫の転勤先近くの支社、支店で働けるので、会社を辞める必要がなく、自身のキャリアアップの可能性も残せます。この制度がない、または夫婦で勤めている会社が違う場合は新しく仕事を探すことになりますが、その際のポイントはできるだけ広域にチェーン展開している企業を選ぶこと。同じ企業であれば、勤務地が違っても業務内容に差がない場合が多く、転勤を繰り返しても経験をいかして働くことができます。女性の社会進出は様々なライフスタイルにより多様化しています。自分のライフスタイルに沿った社会進出を実現することは、転勤が多い家庭を持つ女性にとって社会と繋がるために必要不可欠だといえます。